会社の業務でシステム化されていたのは、日報管理でした。
何月何日何時何分に、何を行ったか?
この管理であれば、表計算でもデータベース化できますが
それを月日ごとに書き出す印刷機能が、あまりにもきれいでした。

皆さんも経験があると思われますが、「表計算だと画面ではセルに収まっていても
いざ印刷してみると、はみ出して切れてしまう」
という経験があると思います。(今でも、当然ありますが)
それが、文字数に合わせて、表の高さを自在に替え、印刷することにびっくりしました。

それをほかの業務に使おうと、開発を模索していたのが、H先輩とT先輩
毎晩時間外に夜遅くまで作業をされていました。
当時の自分は、それをただ後ろでみているしかありませんでした。

その時、先輩の作業を観ていて、気になったのが日本語での「マクロ」です
桐では、「一括処理」という、操作を自動化するプログラミングです。

コンピュータは、「難しい構文を英語で書く」という概念しかなかった自分には、本当にセンセーショナルでした

先輩たちが開発していたのは、今では当たり前の「販売管理システム」
でも、その頃は、一枚一枚伝票に手書きをするやり方しかありませんでした
集計も、電卓をたたいて何回も計算するという方法。

それを、入力を桐の「表」で行い、伝票を印刷しようというもくろみでした。

(その3に続く)
















桐というアプリは、日本の管理工学研究所というメーカーで開発されました。
来年で発売30周年を迎えます。

当初はもちろんwindowsは無く、MSーdos というOSで動いていました。
ハードディスクも無く、システムをフロッピーでメモリに読み込ませて動かしていました。

当時1986年は、書院などワープロ専用機の前世時代でした。

パソコンはNECのpc98というモデルが、100万円を超えていたのを記憶しています。
当然、職場に1台導入できるかどうかの時代

自分の職場にも1990年ごろ、会社の重要システムを管理する為に導入した最初のパソコン
その業務のためにインストールされていたのが、桐VER3でした。

理工系の先輩2人が、そのパソコンを使っているのを見たのが、桐とのファーストコンタクトでした。

当時は、ロータス123という表計算ソフトも一世を風靡していました。

自分も一旦123を使い始めたのですが、うまく使いこなせないでいました。

そんな時、自分の仕事にうまくあっていると直感したのが、桐というアプリでした。

そこから桐についての勉強を始めたのです。

(その2に続く)

エクセルの中で、一番使うのは、オートフィルタ機能ではないでしょうか?



桐でも、同じ機能を「絞り込みと」言います。

オートフィルタと同等の機能があります

データベースで重要なのは、膨大なデータの中から必要なデータをいかに取りだすか、ということではないでしょうか?
絞り込みには、それに必要な機能が十分備わっています。





エクセルで、フォームでの入力機能があります





桐でも、本格的なフォームも作れますが、ワンタッチでフォーム入力することができます。






データベース桐からエクセルへの書き出しも簡単です

ファイルメニューから、エクセルファイル書き出しを選ぶだけ




後はファイル名を決めるだけ



これで、書き出し完了です



相互に桐とエクセルを得意分野で使い分けて活用しましょう



エクセルファイルを、桐のデータベースファイルに変換してみましょう

(桐のサンプルファイルについている。得意先の架空データを使用しています。)





エクセルの票をデータベース化するには、いくつかのルールがあります。
1 一番上の行に、データの内容(フィールド名)が入っていること
  例でいくと【得意先コード】、【得意先名】が、1行に入っていることが大切です。
  これが、桐に読み込んだ時、項目名【フィールド名】になります

2 縦(A列等)に、同じ種類のデータが入っていること
  例でいくと、【得意先コード】は数値、【得意先名】は、文字列、といった具合です。


桐を立ち上げると、ファイルパレットから、目的のファイルを選びます





そうすると、桐のクロス・エクセル機能が立ち上がります。






この処理だけで、エクセルファイルのデータが、桐に取り込まれます






後は、桐の様々な機能で、データを触るだけです。








事務系のサラリーマンが使うパソコンソフトといえば、Word and Excel が定番ですね
自分もよくExcelを使います。
パソコン画面に収まるぐらいのデータ量なら、表計算ソフトがやはりお手軽でしょう

しかし、データが100件を超え、また様々なデータを付き合わせるとなると、表計算ではちょっと工夫が要ります。

こうなると自分はどうしても
「日本語データベース 桐」と言うアプリケーションを使ってしまいます。
理由は、表計算のような使いやすいインターフェースと、本格的なデータベースに匹敵するデータ処理機能です

ここでは、日本語データベース 桐の活用の仕方を紹介していきたいと思います。l




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プロフィール
長者アート工房
関口 喜人

パソコンで仕事をすることが、非常に多くなりました。
通常は、表計算ソフトを使うのがビジネスマンの常識

でも、ちょっと色々なデータを検索したり印刷するとなると
中々時間がかかってしまう分野があります。

その上を目指すと、SQLなどのデータベースが必要となるわけですが、
これらは、専門的なプログラミングの知識が必要になります。

そこでお勧めするのが、日本語データベース 桐

表計算のような入力画面と、豊富なデータ分析処理機能
そして美しい印刷機能が揃っています。

そんな桐の使い方をご紹介します。